イチゴ大福を手作りして、時間が経つと固くなってしまうことありますよね。
今回はイチゴ大福を手作りすると固くなるのを防ぎ、時間が経ってもやわらかく作れる方法について紹介していきます。
いちご大福が固くなった!?時間が経ってもやわらかくする方法や保存方法は?
イチゴ大福を手作りする時に固くなるのを防ぐ方法
イチゴ大福を手作りする際に固くなるのを防ぐために、重要なのは「求肥」を作る際のもち米の粉に対する水と砂糖の量です。
求肥(ぎゅうひ)とは
求肥は粉のもち米に砂糖や水飴を足しながら練って作る和菓子になります。
手作りの場合以下の方法があります。
①白玉粉に水分を加えて練ったものに、水と砂糖や水あめを混ぜながら練り上げて作る。
②蒸した白玉粉に、水と砂糖や水あめを混ぜながら練り上げて作る。
③茹でた白玉粉に、水と砂糖や水あめを混ぜながら練り上げて作る。
この求肥を作る際の砂糖と水の量によって、イチゴ大福が固くなるのを防ぐことができます。
ここで、実際に作っている人の砂糖と水の量を比較してみます。
求肥レシピ例①
・白玉粉150g
・砂糖30g
・水190g
こちらは10個分の材料になります。
求肥レシピ例②
・白玉粉100g
・砂糖50g
・水200cc
こちらも10個分の材料になります。
求肥レシピ例③
・上新粉40g
・白玉粉80g
・砂糖60g
・水230cc
こちらも10個分の材料になります。ここでは上新粉も使われています。
これらのレシピから考えて、イチゴ大福を手作りする場合に固くなるのを防ぐ材料の比率はだいたい
粉: 砂糖 :水
くらいがいいのではないかと思います。
なぜイチゴ大福の求肥は手作りして時間が経つと硬くなるのか?
求肥が固くなってしまう理由についてもう少し詳しく調べてみました。
• 餅が固くなる理由
餅がやわらかくなる現象は「α化(糊化)」、固くなる現象は「β化(老化)」と呼ばれる。もち米のα化は、加熱や水分の増加によって引き起こされる。もち米をついて餅にするとき、もち米の中のデンプンに水分と熱が加わり、それまでくっつきあっていたデンプンの粒同士に隙間ができ、もち米がふっくらと柔らかく消化しやすい形に変化する。逆に、β化は冷やされたり乾燥したりすることで起きる。餅が固くなるとき、冷却や乾燥によってデンプンの粒同士の隙間は小さくなり、再び固く消化しにくい状態に戻る。
• 砂糖
加熱したデンプンの多い食品に砂糖を入れてよく混ぜると、砂糖が水分を引き寄せ、また引き寄せた水分を離さないので、デンプンの成分が再び絡みつくことを防ぐことが出来る。つきたての餅は冷めるとすぐに固くなるが、求肥は砂糖を含んでいるため、常温で置いておいても柔らかさを維持する事ができる。引用元:https://kaduo.jp/education/physicsB2016/material/marvelous-report-physicsB2016-3.pdf
要は、水分がなくなることで、固くなるということですね。
まぁそれはなんとなくわかっていましたが(笑)
そして、やわらかい状態を保つには、水分が必要ですが、砂糖を使うことで、水分を維持することができるので、時間が経っても、固くならないということですね。
イチゴ大福を手作りする時に固くなるのを防ぐ方法 まとめ
今回はイチゴ大福を手作りする時に時間が経つと固くなるのを防ぐ方法について、解説しました。
せっかく作ったイチゴ大福が固くなって食べれなくなるのは、とっても残念ですよね。
白玉粉と砂糖と水の分量で、時間が経っても固くなるのを防ぐことができるということがわかりました。
次回イチゴ大福を作る際は、ぜひ参考にしてみてください♪
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