あなたは普段のお料理で、ハーブやスパイスを使った事がありますか?
いやいや私はそんな本格的な料理はしてません、と思った方にこそ、今回のハーブとスパイスの違いについて知ってもらいたいと思います。
スパイスやハーブは決して扱うのが難しいものではありません。
今では一般の方でも「スパイスソムリエ」や「ハーブインストラクター」なんていう資格を取る方も多いほど、ハーブやスパイスは私たちの周りに溢れています。
ぜひあなたもこれを読んで、スパイスやハーブを日々の生活に取り入れてみてくださいね!
ハーブとスパイスの違いは何?ハーブとスパイスの定義
まず、ハーブとスパイスの定義って何でしょうか?
私はそんなの考えたこともなかったんですが…強いていうなら、スパイシーな粉末がスパイスで、香りの強い葉っぱがハーブかな?なんてところでしょうか。
じつは、日本ではハーブとスパイスの間に、細かな決まり事はなく、これだからスパイス!これだからハーブ!という定義はないんだそうです。
「なーんだ」
ですよね。
日本では、ハーブもスパイスも、お料理や飲み物に風味付けをする為に使うことに変わりないので、日頃から2つの違いを意識する事がない、と言うのが理由です。
ハーブとスパイスの違いは何?どこがどう違う?
じゃあ一体、結局のところハーブとスパイス何が違うの?ですよね。
植物学的な観点から、葉っぱ・花・茎などを使ったものをハーブとし、根っこ・実・タネを使ったものをスパイスとするような分け方の一説もあるようですが、実際にはそうなっていないものもあり、はっきりと区分できるとは言えないようです。
また、国によっても考え方の違いが大きいようですね。
ヨーロッパでは、自家製で栽培できるかどうかによって、ハーブなのかスパイスなのか分類するという定義もあるようです。
たしかにハーブであれば私の家でもバジルやタイム、ローズマリーなんかは育てています。
ハーブとスパイスの違いは何?それぞれの歴史について
なかなか違いがはっきりしませんが、ここでそれぞれの歴史について見ておきましょう。
何かヒントがあるでしょうか?
【ハーブ】
ハーブの歴史は、なんと古代ローマ時代から始まっています!当時から今と同じように、食品の風味づけや、消臭、保存など、今と同じような使われ方をしていたようですね。
また、その頃はまだ医学が発達していない時代ですので、ハーブが持つ抗菌力など薬効作用が、身体や心の不調・病気を癒す「薬草」として使われたとの事です。
【スパイス】
スパイスの歴史となるとさらに古く、スパイス大国のインドでは紀元前3000年頃から使われてきたそうです。
紀元1世紀ごろには、シルクロードをつたってヨーロッパにも香辛料が広がったとされています。
中世のヨーロッパでは、香辛料を使う事はステータスとされていたようで貿易も盛んに行われたようですね。
一攫千金と、新しいスパイスを求めて旅立った人も多いようで、あのコロンブスもその1人だったようですが、コロンブスはアメリカ大陸をインドと間違えて、先住民に「インディオ」って名付けちゃった人で有名ですからね…。
もちろんインドのようなスパイスは手に入らず、トウガラシやバニラなどを持ち帰ってヨーロッパに広めたなんて話も残っているそうです。
ハーブとスパイスの違いは何?代表的料理をご紹介♪
せっかくハーブとスパイスについて勉強していますので、それぞれ日本でも有名な代料理をご紹介しますね! 多少私の好みに偏ってます!
バジル…マルゲリータ、カプレーゼ
オレガノ…香草パン粉焼き
コリアンダー…生春巻き
ローズマリー…フライドポテト
チャービル…カナッペ
スパイスは一種類で使うこともありますが、合わせるとより複雑な旨みをもたらしてくれます。合わせて使いやすいスパイスをご紹介します。
カレー
カルダモン、クミン、コリアンダー、ターメリック、レッドペッパー
パンやお菓子
シナモン、カルダモン、ナツメグ、スターアニス、しょうが、クローブ
ハーブとスパイスの違いは何?まとめ
いかがでしたでしょうか?
あまりハーブやスパイスを普段使わない方も、少し興味を持っていただけたらうれしいのですが、あなたはどうですか?
ハーブと言えばパセリだと思っていた頃、同じようにスパイスといえば味塩胡椒だと思っていました。
そんな私が大人になった今、自分で料理をするようになり、この世には本当にさまざまハーブとスパイスで溢れていることを知り、私は料理の幅をぐーーんと広げることができました。
今ではスーパーやコンビニでも、手軽にハーブやスパイスを手にする事ができます。
ぜひあなたも、ハーブとスパイスを日常に取り入れ、二つの世界をたくさん楽しんで頂きたいです。