最近、ニュースなどで「大臣官房付」という言葉を耳にすることが多いように思います。
この時代劇にでも出て来そうな「大臣官房付」とは、どのような意味なのでしょう?また読み方はどう読むのでしょうか?
「大臣官房付」と対のように登場する「更迭」という言葉には、異動という意味があるようで、気になるところですね。
今回は、この「大臣官房付」と「更迭」について調査します!
大臣官房付とは?読み方は?どんな部署?何をするところ?
大臣官房付とは?読み方は?
「大臣官房付」の意味は、各省庁にある大臣直属の臨時ポストのことでした。
「大臣官房付」の読み方は(だいじんかんぼうづき)です。
不祥事を起こした職員の処分が決定するまで、大臣の目の届く場所に置かれるという懲罰的な意味合いの他に、他の省庁や地方の自治体、民間企業などへ出向した時などに、次の部署への調整が付くまで「大臣官房付」というポストに配置転換されることもあるそうです。
しかし、一般的にはほとんどが不祥事を起こした人の処分が決まるまでの受け皿という待命ポストと言われています。
どんな部署で何をするところ?
まず「大臣官房」は、内閣府・全省庁にある部局のことで、この「大臣官房」の仕事の補佐的な仕事をするのが「大臣官房付」という部署でした。
主な職務は一般の会社で例えると、総務部にあたります。
この総務部の中には、
●人事
●広報
●会計
●厚生
●その他の事務処理
などの課があり、それぞれの仕事をしている「大臣官房」のお手伝いをするのが「大臣官房付」の仕事ということになります。
更迭とは?
主に政府や民間企業の要職において入れ替え人事を行うこと。ある役職についている人物を解任し、代わりの者を登用すること。任命権を持つ者により決定され、役が解かれるというネガティブな意味合いで用いられることが多い。
つまり更迭とは、不祥事を起こしたなどの責任を取らせるために、それまでの役職を解任されるという配置異動です。
それまでの地位が一変するという、懲罰的な意味の異動ということになりますね。
大臣官房付に更迭され異動したその後はどうなる?
大臣官房付に更迭されて異動したその後はどうなるのか、とても気になるところです。
異動先のポストの定員数やタイミングなどにもよりますが、一般的に言えば更迭され役職を解任されても、同じ省庁に残ることが多いようです。
しかし、役職を解任されたことによって給与が減ったり、更迭以外に減給などの処分を受けることで年収が減ることが多いでしょう。
大臣官房付に更迭され異動した話題や世間の声
ここで、大臣官房付に更迭され異動した話題のニュースと、ツイッターによる世間の声を紹介したいと思います。
厚労省送別会 課長を「更迭」のニュース
ツイッターによる世間の声
大臣官房付とは?更迭とは? まとめ
ここまで、「大臣官房付とは?更迭とは?意味や異動したその後はどうなるかも調査!」と題してまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
「大臣官房付」とは、一般的にはトラブルや不祥事などにより、「更迭」・・・つまり懲罰的な異動の辞令を出された職員の受け皿的な部署でした。
これらの意味を理解することで、今後このような報道を聞いた時に、以前よりも理解しやすくなるのではないでしょうか。
しかし、多くの職員の皆さんがきちんと仕事されている中で、このような「大臣官房付」「更迭」などのニュースを耳にすると本当に悔しい思いをされていると思います。
今後は、こういった報道が無くなることを願いたいものです。
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