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2021年「丑年」! 干支の「辛丑」の意味や由来・特徴を解説

 

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2021年「丑年」! 干支の「辛丑」の意味や由来・特徴を解説 暮らし
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2021年の干支は丑年です。

2021年の丑年は、辛丑(かのと・うし)と呼ぶそうです。

辛丑とは、あまり聞き慣れない人も多いのではないのではないでしょうか?

どういう意味なのかや由来も気になるという方に

今回は、辛丑の意味や由来と特徴を解説していきます。

 

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2021年は丑年(うしどし)で干支は辛丑(かのと・うし)

2021年は丑年(うしどし)で干支は辛丑(かのと・うし)

干支というと年賀状などでもお馴染みの、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・・・といういわゆる十二支のことだと思っていました。

けれど、実は干支というのは、

「十干(じっかん)」「十二支(じゅうにし)」

の2つを合わせたものをいうのだそうです。

十干とは、

甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)

のことをいいます。

これらはカレンダーや日めくりなどで、見かけることができます。

そして十二支は、干支と同じだと思っていた、

子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

のことを指すのでした。

この十干十二支(じっかんじゅうにし)を合わせたものを干支といい、その組み合わせは60通りあり、これが1周して最初の干支に戻ることを還暦といい、ここから60才を迎えた人を還暦と呼ぶようになったそうです。

甲子(1984) 乙丑(1985) 丙寅(1986) 丁卯(1987) 戊辰(1988) 己巳(1989)
庚午(1990) 辛未(1991) 壬申(1992) 癸酉(1993) 甲戌(1994) 乙亥(1995)
丙子(1996) 丁丑(1997) 戊寅(1998) 己卯(1999) 庚辰(2000) 辛巳(2001)
壬午(2002) 癸未(2003) 甲申(2004) 乙酉(2005) 丙戌(2006) 丁亥(2007)
戊子(2008) 己丑(2009) 庚寅(2010) 辛卯(2011) 壬辰(2012) 癸巳(2013)
甲午(2014) 乙未(2015) 丙申(2016) 丁酉(2017) 戊戌(2018) 己亥(2019)
庚子(2020) 辛丑(2021) 壬寅(2022) 癸卯(2023) 甲辰(2024) 乙巳(2025)
丙午(2026) 丁未(2027) 戊申(2028) 己酉(2029) 庚戌(2030) 辛亥(2031)
壬子(2032) 癸丑(2033) 甲寅(2034) 乙卯(2035) 丙辰(2036) 丁巳(2037)
戊午(2038) 己未(2039) 庚申(2040) 辛酉(2041) 壬戌(2042) 癸亥(2043)

これら60通りある干支の組み合わせの中で、来年2021年の丑年の辛丑は38番目となります。

 

十干の「辛(かのと)」の意味・由来は?

十干の「辛(かのと)」の意味・由来は?

十干は、古代中国で生まれた陰陽五行説と深く関わりがあります。

陰陽五行説とは、この世の全てのもの森羅万象には「陰」と「陽」の2つがあるという「陰陽説」と、

「木は燃えて火を作り、火は灰から土を作る、土は金を作り、金から水ができる、そして水は木を育てる」

という考えから、万物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つからなるとする「五行説」を組み合わせて出来ました。

そして、日本では「陰陽説」の「陽」を「兄(え)」、「陰」を「弟(と)」見立てて「兄弟(えと)」と呼ぶようになったそうです。

この陰陽五行説が日本独自に発展し「陰陽道」と呼ぶようになり、この道に携わる人を「陰陽師」と呼んだそうです。

これらのことから調べてみると、「辛(かのと)」は五行説では「金」、「陰陽説では「陰(弟)」であることから陰陽五行説では「金の弟(かのと)」と呼ばれます。

十干 五行説 陰陽 訓読み
陽(兄) 木の兄(きのえ)
陰(弟) 木の弟(きのと)
陽(兄) 火の兄(ひのえ)
陰(弟) 火の弟(ひのと)
陽(兄) 土の兄(つちのえ)
陰(弟) 土の弟(つちのと)
陽(兄) 金の兄(かのえ)
陰(弟) 金の弟(かのと)
陽(兄) 水の兄(みずのえ)
陰(弟) 水の弟(みずのと)

 

辛の字は同音の「新」につながり、植物が枯れて新しい世代が生まれようとする状態として、8番目に宛てられた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%9B

十二支の「丑」の意味・由来は?

十二支の「丑」の意味・由来は?

十二支は、年だけでなく月・日・時間・方角などにも用いられています。

時代劇のセリフなどで、時間を指す言葉として耳にすることが多いのではないでしょうか。

丑は、時間にすると午前1:00~3:00、月で言えば12月、方角は北東微北になります。

『漢書』律暦志によると「丑」は「紐」(ちゅう:「ひも」「からむ」の意味)で、芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態を表しているとされる。また、指をかぎ型に曲げて糸を撚ったり編んだりする象形ともされる。後に、覚え易くするために動物の牛が割り当てられた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%91

 

来年の干支の「辛丑(かのとうし)」の意味・由来や特徴を解説

今年の干支の「辛丑(かのとうし)」の意味・由来や特徴を解説

丑は、先ほどまでの項目でも出て来たように、植物の成長に関わりがあるという特徴があります。

それはまた、一度枯れて新しい芽が出かかっているが、土の上にはまだ出ていない状態です。

時間から見ても、午前1時~3時という真夜中。

また、辛は五行説では「金」の属性であることから、宝石の意味を持つとも言われています。

これらのことから、来年の干支「辛丑(かのとうし)」は、

「キラキラとした新たな希望が生まれるけれど、少し時間が掛かりそう・・・」

という所ではないでしょうか。

 

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

干支というと、何年生まれであるかや、年賀状のデザインなどで話題になることが多いのですが、調べてみると、古くから日本人の生活に関わる、とても深いものでした。

さらに十干というものが、今までカレンダーを見て気になりながらも見過ごしてきた

・甲(きのえ)
・乙(きのと)
・丙(ひのえ)
・丁(ひのと)
・戊(つちのえ)
・己(つちのと)
・庚(かのえ)
・辛(かのと)
・壬(みずのえ)
・癸(みずのと)

であり、十二支には重要なものだったのですね。

来年2021年は、家族や友人・職場の仲間との会話の中で、単純に丑年だけでなく

「今年は、辛丑(かのとうし)だねぇ」

と話題にしてみるのもいいかもしれませんね♪

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