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本記事の情報は2026年6月時点のものです。制度内容は変更になる場合があります。最新情報は全国健康保険協会(協会けんぽ)公式サイトでご確認ください。
「休職中にお金はもらえるの?」「傷病手当金はいくらもらえる?」「退職後ももらい続けられる?」
休職を検討している方・休職中の方が気になる傷病手当金について、申請方法と計算方法をわかりやすくまとめました。
傷病手当金とは?
傷病手当金とは、病気やケガで仕事を休んだ際に、健康保険から支給される給付金です。会社員・公務員が加入している健康保険(協会けんぽ・健康保険組合など)から支給されます。
- 支給額:給与(標準報酬月額)の約2/3
- 支給期間:最大1年6ヶ月(通算)
- 支給開始:連続して4日以上休んだ場合、4日目から支給
- 課税:所得税・住民税の課税対象外(確定申告不要)
傷病手当金をもらえる6つの条件
条件①:健康保険に加入していること
会社員・公務員として健康保険に加入していることが必要です。国民健康保険(自営業・フリーランス)は対象外です。パート・アルバイトでも社会保険に加入していれば対象になります。
条件②:業務外の病気・ケガであること
仕事中の病気・ケガは労災保険の対象です。傷病手当金は仕事以外での病気・ケガが対象になります。メンタル不調・うつ病・適応障害・パニック障害なども対象になります。
条件③:療養のために仕事に就けない状態であること
医師が「労務不能」と判断していることが必要です。自己判断では申請できません。心療内科・精神科を受診し、医師に現在の状態を正直に伝えることが大切です。
条件④:連続して3日以上仕事を休んでいること
3日連続して仕事を休んだ後(待期期間)、4日目から支給が始まります。有給休暇・土日・祝日も待期期間に含まれます。
条件⑤:給与が支払われていないこと
休職中に給与が支払われている場合、傷病手当金は支給されません。ただし、給与が傷病手当金より少ない場合は差額が支給されます。
条件⑥:申請期限(2年以内)を守ること
傷病手当金の申請権利は、労務不能であった日の翌日から2年で時効により消滅します。申請が遅れると受け取れなくなる場合があるため、早めに手続きを進めてください。
傷病手当金の計算方法(2026年最新)
1日あたりの傷病手当金(額面)
支給開始日前12ヶ月の標準報酬月額の平均 ÷ 30 × 2/3
例えば、月給30万円(標準報酬月額30万円)の場合:
300,000円 ÷ 30 × 2/3 = 1日あたり約6,667円
月に20日休んだ場合:約133,340円が支給される計算になります。
⚠️ 注意:手取り額は額面の約7割程度になります
傷病手当金自体は非課税ですが、休職中も社会保険料(健康保険・年金)や住民税(前年分)の支払いが続くため、実際に手元に残る金額は支給額より少なくなります。
健康保険加入期間が12ヶ月未満の場合
以下の2つのうち、金額が低い方を使って計算されます。
- 入社してからの標準報酬月額の平均額
- 加入している健康保険全体の平均額(協会けんぽの場合:2025年4月1日以降は32万円)
申請方法(2026年最新)
2026年1月13日から協会けんぽでは電子申請が可能になりました。郵送・電子申請どちらでも手続きができます。
方法①:電子申請(2026年1月13日〜新登場)
マイナンバーカードとマイナポータルアプリを使って、スマホやパソコンからオンラインで申請できます。利用可能時間は平日8時〜21時(土日祝・年末年始除く)です。
方法②:郵送申請(従来の方法)
ステップ1:申請書を入手する
協会けんぽの場合は公式サイトからダウンロード、または会社の総務・人事担当者から受け取ります。申請書は4ページ構成になっています。
ステップ2:申請書に記入する
申請書は以下の3つの記入欄に分かれています。それぞれ記入・押印が必要です。
- 被保険者記入欄(本人が記入)
- 事業主記入欄(会社が記入)
- 医師記入欄(担当医師が記入)
なお、賃金台帳や出勤簿などの書類は原則として添付不要です。不要な書類を添付すると審査に時間がかかる場合があります。
ステップ3:健康保険組合へ提出する
記入が完了した申請書を健康保険組合(または協会けんぽ)に郵送します。申請は月ごとに行うのが一般的ですが、数ヶ月分をまとめて申請することも可能です。
退職後も傷病手当金をもらえる?
退職後も、以下の条件をすべて満たすと傷病手当金を継続して受け取ることができます(継続給付)。
- 退職日まで継続して1年以上健康保険に加入していること
- 退職時に傷病手当金を受けているか、受けられる状態であること
- 退職後も労働できない状態が続いていること
⚠️ 注意:任意継続被保険者になった場合は対象外
退職後に任意継続被保険者として健康保険を継続した場合、継続給付の対象外となります。詳細は加入している健康保険組合に確認してください。
退職を考えている方へ
傷病手当金の受給中に退職を検討している場合、退職後も受給が継続できる条件を確認してから退職手続きを進めるのがおすすめです。「退職を言い出せない」「会社とのやり取りが辛い」という場合は、退職代行サービスという選択肢もあります。
まとめ
傷病手当金は、休職中の経済的な不安を大きく和らげてくれる給付金です。2026年1月からは電子申請も可能になり、手続きがしやすくなりました。申請期限(2年)があるため、早めに手続きを進めることをおすすめします。不明点は加入している健康保険組合または協会けんぽに問い合わせてみてください。
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