お礼やお祝いの手紙を書く時、時候の挨拶文を使うと素敵です。
この記事では、「梅雨の時期」、「7月上旬」、「7月中旬」、「7月下旬」の時候の挨拶を紹介していきます。
すぐに使えるビジネス文例集も紹介するので参考にしてくださいね。
梅雨や7月の時候の挨拶といえば?!すぐに使えるビジネス文例集も♪
特に梅雨の時期は、ジメジメしている、雨ばかり続いて憂鬱なイメージを持ってしまいがちです。
ところが、梅雨ならではの時候の挨拶というものがあります。
梅雨や7月にピッタリの時候の挨拶を紹介していきます。
梅雨や7月の時候の挨拶といえば?!梅雨時期の場合
梅雨の時期とはだいたい6月上旬から7月の中旬頃まで続きます。
「梅雨入り」、「梅雨の中休み」、「梅雨明け」と大きく3つに分けることができます。
6月上旬から中旬頃の梅雨入りの季語には以下ようなものがあります。
「梅雨」、「入梅」、「長雨」、「梅雨の星」、「梅雨の月」、「黒南風」
梅雨や長雨など梅雨の時期は暗いイメージがありますが、梅雨の晴れ間から見える星や月は美しく、感慨深いものがあります。
梅雨入りの挨拶例文(カジュアル)
・いよいよ梅雨入りのようですが、ご機嫌のほどいかがでしょうか。
・梅雨空がうっとうしい季節となりました。
・雨に濡れた青葉が鮮やかに目に映える頃となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
・しっとりした空気に梅雨の星が輝く日もあります。お変わりなくお過ごしでしょうか。
梅雨入りの挨拶例文(ビジネス)
・梅雨の候、貴社ますますご発展のことと拝察いたしております。
・入梅の候、いよいよご壮健の由、大慶至極に存じます。
・長雨の候、貴社ますます隆盛のこととお慶び申し上げます。
梅雨の中休みを表す季語には以下ようなものがあります。
「梅雨晴れ」、「梅雨夕焼け」
「梅雨晴れ」や「梅雨夕焼け」は、貴重な梅雨の晴れ間に見られ、露に濡れた紫陽花がキラキラした様子や雲のないオレンジ色の夕焼け空など目に浮かびます。
梅雨の中休みを用いた挨拶例文(カジュアル)
・梅雨晴れで、夏本番を思わせる強い日差しとなりました。
・梅雨晴れが待ち遠しい今日この頃、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
・梅雨夕焼けが美しい時期となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
梅雨の中休みを用いた挨拶例文(ビジネス)
・梅雨晴れの候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
・梅雨晴れの候、皆様には、ますますご壮健のことと存じます。
梅雨明けを表す季語には以下のようなものがあります
「梅雨明け」、「梅雨あがる」、「梅雨の後」
「梅雨明け」と目にするだけで、いよいよ夏本番だなと感じます。
私は、梅雨のじとっとした雨が終わりを迎える嬉しさ反面、例年の暑さを思うと、今年はどんな暑さになるだろうと不安も湧いてきます。
梅雨明けを用いた挨拶例文(カジュアル)
・梅雨が明けたとたんこの猛暑、体調などお変わりありませんか。
・ようやく梅雨もあがり、清々しい青空が広がっています。
梅雨明けを用いた挨拶例文(ビジネス)
・梅雨明けの候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・梅雨明けのみぎり、貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。
梅雨や7月の時候の挨拶といえば?!7月上旬の場合
7月上旬は本格的な夏が訪れます。ところが、梅雨明けのタイミングは地域のよって異なります。
手紙を出す相手の地域の梅雨明けの状況を考慮して挨拶文を書くことがポイントです。
また、七夕や、海開き・山開きなども、7月上旬の時候の挨拶に最適です。
最近は手紙を書くことがほとんど無くなってしまいましたが、祖父母には、暑中見舞いのはがきを出していたのを思い出します。
7月上旬の時候の挨拶例文(カジュアル)
・海開き、山開きの時期を迎え、いよいよ夏本番です。
・梅雨明けも近づき、夏本番の暑さがやってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
7月上旬の時候の挨拶例文(ビジネス)
・小暑の候、貴社にはますますごご隆盛の段、慶賀の至りに存じます。
・向暑の候、貴社ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。
梅雨や7月の時候の挨拶といえば?!7月中旬の場合
7月中旬は、梅雨が明ける地域が増えてきます。
身体がまだ暑さに慣れていないため、体調管理が難しい時期でもあります。相手の健康を気遣う挨拶がよいでしょう。
7月中旬の時候の挨拶例文(カジュアル)
・このところ急にお暑くなりましたが、お変わりございませんか。
・長かった梅雨も明けいよいよ夏本番ですね。お元気でお過ごしでしょうか。
・今年も朝顔市の季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
7月中旬の時候の挨拶例文(ビジネス)
・酷暑の候、貴社にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
・猛暑の折、貴社にはますますごご隆盛の段、慶賀の至りに存じます。
梅雨や7月の時候の挨拶といえば?!7月下旬の場合
7月下旬は暑さの最盛期でもある大暑にあたり、厳しい暑さが続きます。
相手の体調を気遣うとともに、涼を感じられる挨拶を心がけることがポイントです。
7月下旬の時候の挨拶例文(カジュアル)
・大暑を迎え、暑さもいっそう厳しくなってまいりました。
・うだるような暑さが続いておりますが、お変わりございませんか。
・ひまわりが美しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
7月下旬の時候の挨拶文例(ビジネス)
・大暑の候、平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
・炎暑の候、貴社にはいよいよご盛栄のこととお慶び申し上げます。
梅雨や7月の時候の挨拶といえば?!まとめ
梅雨といえば紫陽花、7月といえば朝顔やひまわりなど、花や植物も時候の挨拶に取り入れることができます。
また、その年の気候に合わせて、送る相手の住んでいる地域や、送り手が住んでいる地域で感じている季節感を盛り込むことが大切です。
自分なりの表現で、季節感をうまく工夫して相手に伝えられると良いです。
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