ニュースなどで「マクロデータ」や「ミクロデータ」と言われますが
マクロとミクロで音の感じも似ているし、混同してしまいそうになりますよね。
でも意味は全く異なるのです!
今回は
「マクロデータとミクロデータの違いとは?混同しないポイントを分かりやすく解説!」
と題して
マクロデータとミクロデータを混同しないポイントを解説していきます。
難しく感じる2つの言葉が理解できれば、ニュースや新聞など更に理解しやすくなりますね。マクロデータとミクロデータの違いとは?
マクロデータの意味とは?
まずそもそも「ミクロ」と「マクロ」はどのような意味なのでしょうか。
マクロとは、大きな、巨大なといった意味です。
大きなものをマクロといいます。
ということは、マクロデータというのは大きな規模のデータのことをいうということですね。マクロデータとミクロデータの違いとは?
ミクロデータの意味とは?
一方、ミクロとはどういう意味なのでしょうか。
ミクロとは、小さな、微小なといった意味があります。
ミクロデータとは、細かいデータのことをいうことが分かります。マクロデータとミクロデータの違いとは?
マクロな視点とミクロな視点の具体例
具体的にマクロとミクロはどう使い分けるのでしょうか。
よく日常生活でもマクロな視点、ミクロな視点といった言い方をします。
マクロな視点というのは、大きく全体を見る視点という意味です。
例えば、ある通販サイトを運営していたとします。
運営している人間は、その通販サイトに1日に何人の人がアクセスして、何人が商品を購入しているか分かります。
今日は何人アクセスしてくれたなとか、暑くなったり寒くなったりするとこの商品を買う人が増えるな、などと大きな、全体の数字の流れを見ることができます。
このような全体の大きな流れを見ることをマクロな視点といいます。
しかし、よく考えてみると、ある人はホームページにアクセスしてくれて商品を購入した一方で、ある人はアクセスしたけど購入していなかったということですから、なぜだろうと思いますよね。
購入した人は、どういう検索でここに来たのだろうとか、購入しなかった人はどういう商品が欲しかったのだろうと分析することが必要です。
購入した人としていない人で何が違うかを考え、1人1人の個や小さい集団について考えることをミクロな視点といいます。
このように、大きな森を見るのがマクロな視点、1本1本の木を見るのがミクロな視点と言えます。マクロデータとミクロデータの違いとは?
マクロ経済とミクロ経済
経済分野でも、よくマクロ経済やミクロ経済といった言葉が使われます。
経済分野には、GDPなどを代表する国単位の指標が多くあり、このような大きな数字の動きを見るものをマクロ経済といいます。
GDPとは
Gross Domestic Product(国内総生産)で、読み方はジーディーピー。一定期間内に国内で新たに生み出された財やサービスの付加価値の総額を指します。
政府の予算や貿易などの大きなお金の動きを理解することができます。
一方で、GDPが上昇した時や落ち込んだ時にその原因を探るべく、個別の企業やもっと小さなグループを見て考えることが多くあります。
1つの企業についてや、家計などの数字の流れを考えることをミクロ経済といいます。
自分のお金がどう動いているかなど、小さなお金の流れを理解することができます。マクロデータとミクロデータの違いとは?
マクロデータとミクロデータの違いとは?まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はマクロデータとミクロデータの違いを解説してきました。
・マクロデータは、大きな、巨大なデータという意味。
・ミクロデータは、小さな、細かなデータという意味。
・マクロな視点とは、全体を見る視点のことで、ミクロな視点とは、一つ一つ小さなものを見る視点のこと。
・GDPなど大きな数字の流れはマクロ経済といい、一企業や家計など小さな数字の流れはミクロ経済という。
このように、マクロデータとミクロデータは全く意味が違うものなので混同しないように気をつけましょう。
ただ、物事は、マクロがある中にミクロがあり、逆にミクロがあるからこそ、マクロがあるともいえます。
物事を大きくとらえるマクロデータと、個別に細かくとらえるミクロデータは、非常に密接に関わっていることも言えるので、そのような視点で見ると世の中がもっと興味深く見えてくるのではないでしょうか。
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