日本はいよいよ、これから暑い季節がやって来ます!
そして今年は新型コロナウイルスの影響で、まだしばらくはマスクをつけなければならず、さらに暑苦しい夏になりそうですよね…。
そこで、この夏を快適に過ごせる夏用布マスクの生地について調べてみました。
涼しく、蒸れない、しかも日焼け止めUV効果のある夏用マスク生地はどんなものでしょうか。
夏用マスク生地のおすすめは?何がいい?
マスクは鼻と口を一緒に覆うので、どうしても呼吸をするたびに顔に密着して息苦しくなります。
そして自分の呼吸による熱気がマスクの内側でこもってしまうため、夏は汗とともにベタついてしまいます。
では、夏用マスクの生地は何がいいのか?
気になりますね!
ここでは、以下の生地を夏用マスク生地としておすすめします♪
●ポリエステル混紡生地
●綿ローン生地
●サッカー生地
●麻
●リップル
●コットン(オックス)
●ガーゼ
ポリエステル混紡生地
吸水性が良く、さらっとした肌触りです。
また、洗濯や乾燥もしやすく、シワになりにくいです。
綿ローン生地
薄手の生地といえばこの綿ローンが代表的です。
ハンカチなどに用いられる生地で、さらっとした肌触りで透けるような薄さです。
そのため綿ローンでマスクを作っても生地が軽く、長時間着けていても苦になりません。
ただ、かなり薄手の生地なので、フィルターなどを間に挟む方が良いと思います。
また、シワになりやすい性質のため、洗濯後はアイロンをかけた方が良いでしょう。
サッカー生地
日本では「しじら織り」と言われています。
サッカー生地の特徴であるデコボコした生地は通気性が良く、体から出る熱や湿気を逃がしてくれます。
生地も軽く、装着感があまりありません。
また、肌に接触する面積を少なくしてくれるため清涼感があります。
UVカット機能無し。
麻
日本の夏を快適に過ごす生地というと、麻です。
目が粗く、ナチュラルな風合いが魅力の麻。
汗や呼吸による水分を素早く吸収し、しかも発散してくれるためさらりと快適です。
UVカット機能無し。
リップル
夏用のシャツやワンピース、子供の浴衣や甚平などに用いられるため、色や柄が豊富です。
デコボコが細かいサッカー生地のような生地です。
そのためサッカー生地と同じように肌に接触する面積が少なく、吸水性や吸湿性も良く涼しいです。
UVカット機能無し。
コットン(オックス)
天然繊維の綿100%の生地です。何といっても快適な肌触りの良さが特徴ですね。
吸水性も良く、おひさまの下に干すと生地がふんわりとし衛生的です。
また、石鹸・洗剤での毎日の洗濯にも耐えられる強い耐久性があります。
UVカット機能無し。
ガーゼ
吸水性や吸湿性に優れているうえに、洗濯しても乾きやすいので夏にぴったりの生地です。
また、洗うほどに柔らかくなり肌触りが良くなります。
生地自体にひんやりとした冷感はないのですが、目が粗いため通気性が良く、涼しく感じます。
何枚か重ねて使うなど工夫が出来ます。
UVカット機能無し。
ここまで調べてみるとUVカット機能は、ポリエステルやウール、レーヨンは生地にUVカット機能を持っていましたが、コットンや麻などほとんどの生地にはUVカット機能はありませんでした。
そのためUVカット機能を施した生地が販売されているほか、洗濯するだけでUVカット効果を上げられる洗剤もあるので、それらを使うのも良いと思います。
夏用マスク生地は何で選ぶ?
快適な夏用マスク生地を選ぶときは、次の条件が当てはまるかどうか参考にしてくださいね。
●吸湿性
●吸汗性
●速乾性
●涼しさ
●肌触り
●UVカット
先程上げたおすすめの生地を条件で表にまとめてみました。
吸湿性 | 吸水性 | 涼しさ | さらりとした肌触り | UVカット機能 | |
ポリエステル混紡 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
綿ローン | 〇 | 〇 | ▲ | 〇 | ✖ |
サッカー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ |
麻 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ |
リップル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ |
コットン(オックス) | 〇 | 〇 | ▲ | 〇 | ✖ |
ガーゼ | 〇 | 〇 | ▲ | 〇 | ✖ |
夏用マスクのおすすめの形は?
マスクにはいろいろな形があることを、今回のコロナウィルス騒動で知りました。
その中でも一般的で、しかも夏用マスクとしておすすめの形を選んでみました。
●マスクカバー型
●プリーツ型
●立体型
●スカーフ型
●バフ
マスクカバー型
使い捨てマスクに取り付けるタイプの布で作ったカバーです。
これだと使い捨てマスクに直接触れずに済むため、1度で捨てることなく何度か使用できます。
また、ゴムは中の使い捨てマスクのゴムを使用するため、手作りするのも簡単です。
プリーツ型
文字通りマスクがプリーツになっているため、広がります。
そのため口の動きに対応出来るので、会話をしてもズレにくいです。
立体型
顔から少し立ち上がったような形をしているため、マスクと口元の間に隙間が出来て呼吸がしやすいです。
また、お化粧をする人はその隙間でお化粧がマスクに付きにくいです。
小池百合子都知事が、毎日の会見で素敵なマスクをつけていらっしゃいますが、あれはこの立体型の布マスクですね。
スカーフ型
デザインも様々でオシャレな印象です。
比較的薄い生地で首元から口、鼻と広い範囲を覆うので呼吸がしやすく、ウィルスだけでなくホコリや日焼けから守ることが出来ます。
またスカーフと言っても、柄によってはワイルドな雰囲気になるため、男性にも使用できます。
バフ
バフと言えば京都大学iPS細胞研究所所長である山中伸弥教授が、ランニング・エチケットとして呼びかけたことで、ひときわ有名になりましたね。
しかし、このバフというのはスペインのブランド「Buff(バフ)」が製造したことから来ていたのです。
継目の無いヘッドウェアで、すっぽりかぶり引き上げることで、首から顔をピッタリ覆うことができます。
高機能素材で作られ、抗菌・防臭加工、UVカット機能があります。
このようにいろいろなタイプのマスクがあり、どれがいいか迷いますね。
私が選ぶとしたら…一番身近で手に入りやすく、手作りもしやすそうな立体型マスクでしょうか(^^)
夏用マスクの生地を組み合わせる場合はどれがいい?
マスクは表に出る部分(おもて布)と、直接顔に触れる部分(内布)で別の生地を使うことができます。そうすることによって、より快適なマスクを作ることができるのですね。
そこで、ちまたで好評なおもて布と内布の組合せを調べてみました。
● ポリエステル生地&ダブルガーゼ
●ポリエステル生地&ポリエステル生地
● 綿ローン&ガーゼ
●コットンリネン&ガーゼ
みなさんのお好みの組み合わせはどれでしょう?(^^)
夏用マスク 市販の服を生地にするのもあり!
ここまで夏用マスクに適した生地を調べてきましたが、生地以外にも快適素材がありました!
それはユニクロやGUの夏用インナーです。
「手作りしたいけけれど、生地がよくわからない」という方に、ピッタリだと思います。
もうすでに、夏を快適に過ごせる素材で作られたインナーなので、それをそのまま使うだけです。
ユニクロやGUなら買い求めやすく、品質も価格も安心ですよね!
また、買うときは一番大きいサイズを選んでくださいね。
夏用マスク・マスクカバーの作り方
マスクカバーは台湾で流行したのをきっかけに、日本でも最近特に人気が出ています。
そのマスクカバーの作り方は意外と簡単で、一つはニットを同じ形に2枚裁断して間に不織布マスクやガーゼなでを挟む方法です。
他には普通の布マスクの様な造りで、上の部分を開くようにして、上から中へ不織布マスクなどを入れる方法と、横の部分に入口をつくって入れるなど3種類のマスクカバーを作る方法があります。
夏用マスク生地のおすすめは?何がいい?涼しい・蒸れない・日焼け止めUV効果ありで快適に! まとめ
新型コロナウイルスの大流行によって、マスクが品薄でなかなか手に入らず、私たちは鬱々とした気持ちになっていました。
そんな中で「マスクを昔のように手作りしよう!」と、世間では次々アイディアが溢れだし、マスク難民となり暗い気持ちの私たちに希望を持たせてくれました。
そしてそれは、過酷な日本の夏を乗り切ろうと、更に素敵なアイディアと工夫が生み出されました。
ここで紹介した、夏用マスクに適した生地と作り方で快適なマスクを作り、明るく前向きにこの苦難を乗り越えましょう!
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