ゆず湯の日といえば冬至!
今年、2020年の冬至は12月21日(月)です。
新型コロナウィルスに振り回された2020年の冬至を、ゆっくりとゆず湯に入って心と身体を癒してみませんか?
今回はゆず湯(柚子風呂)のやり方や注意点、入れるタイミングや何個入れるのがいいか?などについて紹介していきます。
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柚子風呂のやり方・作り方は?
ゆず湯(柚子風呂)のやり方はとても簡単です。
柚子を用意したら、お風呂に入れるだけです!
お湯の温度は?
お好みで構いません。
ただ、柚子の香りや成分が抽出されやすいのは少し熱めの温度42℃くらいです。
熱めのお風呂が好きな方はこのままでも良いと思いますが、ゆっくりと柚子の香りを堪能してリラックスしたい場合は38℃~40℃くらいに冷めてから入ると良いでしょう。
柚子はまるごと?スライス?
●まるごと入れる
柚子の香りや、成分がじんわりと抽出されるため、肌への負担が少ないです。
そのため、ゆず湯が初めての方や肌がデリケートな方はこちらをオススメします。
香りに物足りなさを感じた場合は、お風呂に入りながら柚子を軽く揉んでみたり、柚子にポツポツと楊枝やフォークなどで穴を開けてみると良いでしょう。
●切って入れる
柚子を半分に切ったり、スライスした柚子をネットなどに入れてから、お風呂に入れます。
これだと、数が少なくても香りや成分が出やすくなります。
その分、肌への負担も増えますので心配な方は、入れる柚子の量を少なめにしたり、入浴時間を短めにするなどしてください。
●皮だけを入れる
料理でも柚子の皮をすりおろして使いますが、柚子の香りは皮に多くあると言われています。
そのため、剥いた皮やスライスした皮をネットに入れるだけでも、十分ゆず風呂を楽しめます。
また、柚子の実を除いているため、肌がデリケートな方にもオススメです。
※上記いずれの方法でゆず湯を作っても、ゆず湯から上がるときは肌への刺激を軽減するために、上がり湯をオススメします。
◆上がり湯とは?
風呂から上がるときに、からだに浴びたりする、湯舟の湯とは別にわかした湯。また、その湯の入った浴槽。陸湯 (おかゆ) 。かかり湯。
引用元:goo辞書
ということで、シャワーなどの水道から出したお湯で、サッと流すと良いでしょう。
ゆず湯の注意点
●肌がピリピリする
柚子から抽出される成分が肌に刺激を与えて、ピリピリすることがあります。
そのため特に敏感肌の方や、肌がピリピリしたら、すぐにお風呂からあがり、シャワーで洗い流しましょう。
●追い焚きより、足し湯
追い焚き機能で柚子の果汁や果肉が入ったお湯が循環されて配管に入るため、温め直す時は足し湯をする方が安心です。
柚子を入れるタイミングは?
柚子を入れるタイミングは、特に決まっていません。
まるごと入れる場合は、沸かす前の水のうちから入れておいても良いですし、沸いてから入れても問題ありません。
給湯式の場合も同じく、お湯を入れながら入れてもよいですし、お湯を完全に張ってから入れてもOKです。
柚子の香りを堪能したい時は、入浴時より早めに入れておくと浴室に入った時から香りを楽しめます。
しかし、スライスしたゆずを入れる場合は香りも出やすいことや、あまり早くから入れるとゆずが傷みやすく、崩れてしまうので、お風呂に入る直前の方が良いでしょう。
柚子は何個入れるのがいい?
ゆず風呂とは、お風呂に柚子を何個入れるのがベストなのか…これは皆さん毎年悩むのではないでしょうか。
これはお風呂の大きさにもよりますし、予算と好みにもよると思いますが、一般的な家庭のお風呂では、3個~5個が適当だと思います。
柚子が多ければ良いというわけではありませんが、スーパーや野菜の直売所などで安く手に入った場合などは、憧れの湯舟いっぱいのゆず湯にしてみたいものですね ♪
アロマの香りで癒やしのひとときを!
柚子が中国から日本に渡って来たのは奈良時代と言われていますが、ゆず湯の風習が出来たのは江戸時代になってからでした。
なぜ、そこまで遅れたかと言うと、それまでの銭湯・風呂屋は蒸し風呂形式で、江戸時代になってからお湯に浸かる湯浴み形式の銭湯・風呂屋になったためでした。
それから、柚子の強い香りで邪気を払い、そのゆず湯で体を温めることから「一年風邪をひかないでいられる」という言い伝えが出来ました。
そんな柚子に含まれる精油成分は揮発性なので、お湯で温まることで浴室に柚子独特の爽やかな柑橘系の香りが広がります。
私はこれまで冬至のゆず湯は、柚子の香りの入浴剤で済ませていました。
けれど新型コロナウィルスでストレスが溜まった今年の冬至は、お湯の中でプカリプカリと浮かぶ可愛らしい柚子を目で楽しみ、アロマの香りでリラクゼーションしてみようと思います。
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