血液型と共に、占いなどでも私たちに馴染みの深い星座。
牡羊座・牡牛座・・・と12の星座がありますが、日本で一番多い星座は何座なのでしょうか?
これは、その星座の月に生まれた日本人が一番多い…ということと同様ですね。
そこで、日本で一番多い星座は何座なのかを、日本人の月別出生数から考察して、まとめてみました。
日本で一 番多い星座は何座?
星座は十二星座と言われ、それぞれ誕生日によって決まります。
星座 | 誕生日 |
---|---|
牡羊座 | 3月21日~4月19日 |
牡牛座 | 4月20日~5月20日 |
双子座 | 5月21日~6月21日 |
蟹座 | 6月22日~7月22日 |
獅子座 | 7月23日~8月22日 |
乙女座 | 8月23日~9月22日 |
天秤座 | 9月23日~10月23日 |
蠍座 | 10月24日~11月22日 |
射手座 | 11月23日~12月21日 |
山羊座 | 12月22日~1月19日 |
水瓶座 | 1月20日~2月18日 |
魚座 | 2月19日~3月20日 |
このことから、日本で一番多い星座は何座なのかを知るためには、日本人の一番多い誕生日はいつなのかがわかれば良いということになります。
皆さんは、日本で一番多い星座は何座だと予想しますか?(^^)
そこで「星座を知るには誕生日、その誕生日を調べるには日本人の月別出生数のデータが必要!」ということで、出生数から調べてみることにしました。
月別出生数から考察
日本人の星座で一番多い星座は何座なのかを知るために、厚生労働省のサイトで月別出生数のデータを参考に調べてみました。
昔は月別出生数の差が歴然!
図3 月別にみた出生率(人口千対) -明治32~平成12年-
引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo-4/syussyo1-2.html
上のグラフを見ると、明治32年から第二次世界大戦中を含めた戦前と、昭和39年の東京オリンピック以降の月別出生数の差が歴然としていることがわかります。
昭和40年以前は、1月~3月のいわゆる早生まれの出生数が群を抜いて多く、最も少ない6月~8月の夏期と大きな差をつけています。
けれど、驚くことに昭和45年以降になると月別の出生数の差はほとんどないのです!
徐々にその差はなくなってきた
上の図3のグラフからわかることは、戦前の歴然とあった月別出生数の差が、戦後になると徐々になくなってきました。
昭和45年以降になると月別出生数の差がほとんどなくなり、逆にずっと出生数が低かった7月、8月の方が上位になるという状況になっています。
また、平成に入ると下の表1を見てわかるように、月別による出生の多い少ないはほとんどなくなっていますね!
ただその中でも僅かに7月~9月が多く、3月が少ないようです。
表1 月別にみた出生率(人口千対) -平成元~12年-
平成元年 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
総数 | 10.2 | 10.0 | 9.9 | 9.8 | 9.6 | 10.0 | 9.6 | 9.7 | 9.5 | 9.6 | 9.4 | 9.5 |
1月 | 10.2 | 10.0 | 9.7 | 9.6 | 9.5 | 9.6 | 9.7 | 9.4 | 9.5 | 9.4 | 9.4 | 9.5 |
2月 | 10.1 | 9.8 | 9.7 | 9.5 | 9.4 | 9.7 | 9.5 | 9.4 | 9.2 | 9.3 | 9.3 | 9.4 |
3月 | 9.9 | 9.7 | 9.6 | 9.3 | 9.4 | 9.6 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.3 | 9.1 | 9.3 |
4月 | 10.1 | 9.9 | 9.7 | 9.7 | 9.5 | 9.8 | 9.4 | 9.6 | 9.3 | 9.6 | 9.5 | 9.2 |
5月 | 10.3 | 10.2 | 10.0 | 9.9 | 9.7 | 10.0 | 9.6 | 9.9 | 9.9 | 9.6 | 9.4 | 9.4 |
6月 | 10.0 | 9.9 | 9.9 | 10.0 | 9.8 | 10.0 | 9.8 | 9.8 | 9.8 | 9.8 | 9.5 | 9.3 |
7月 | 10.4 | 10.3 | 10.3 | 10.4 | 10.0 | 10.4 | 10.0 | 10.2 | 10.1 | 10.2 | 9.7 | 9.7 |
8月 | 10.5 | 10.3 | 10.2 | 10.0 | 9.9 | 10.4 | 10.0 | 9.9 | 9.8 | 9.9 | 9.7 | 9.8 |
9月 | 10.3 | 10.1 | 10.3 | 10.4 | 9.9 | 10.4 | 9.9 | 10.1 | 9.7 | 10.2 | 9.7 | 10.0 |
10月 | 10.1 | 9.9 | 10.2 | 9.8 | 9.2 | 10.1 | 9.1 | 9.9 | 9.5 | 9.5 | 9.0 | 9.5 |
11月 | 10.1 | 9.6 | 9.7 | 9.4 | 9.3 | 9.9 | 9.1 | 9.5 | 9.2 | 9.1 | 9.1 | 9.4 |
12月 | 10.3 | 9.8 | 9.9 | 9.6 | 9.5 | 9.9 | 9.2 | 9.4 | 9.4 | 9.4 | 9.2 | 9.3 |
引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo-4/syussyo1-2.html
牡牛座・蟹座・獅子座・乙女座が多くて魚座が少ない!?
7月~9月の出生が多く、3月が少なくなって来たということがわかりましたが、平成29年から令和元年の月別出生数を表した下記のグラフでも、そのことがハッキリと表されていますね。
くわえて、4月~5月にかけてもグンと多くなっていることがわかります。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000029931.html
これには、赤ちゃんを迎えるご両親の想いが反映されているのが大きいのではないかと思います。
出生数が多い7月~9月生まれだと季節的に日本では夏という事から、
●夏季休暇が取れ、立ち会い出産や上の子供たちを連れて里帰りしやすい。
●寒い時期を避けたい。
また出生数の少ない3月は、日本では年度替わりの時期でもあり、
●3月生まれだと早生まれという事で、前年の4月生まれの子から同学年になり、小さいうちは成長の差が大きく感じられる。
●授乳の時期が寒い時で辛い。
などの理由が考えられますね。
これまでのことからまとめると、
4/20~5/20生まれ・・・牡牛座
6/22~7/22生まれ・・・蟹座
7/23~8/22生まれ・・・獅子座
8/23~9/22生まれ・・・乙女座
が多く、
2/19~3/20生まれ・・・魚座
が少ないと言えるでしょう。
日本で一番多い星座は何座? まとめ
ここまで、日本人の月別出生数などの統計から日本人が一番多い星座について調べてきました。
調べて行くと戦前と戦後では結果が真逆になっていた…ということもわかりました。
それは戦争だけが原因ではなく、日本人の生活様式が一変したこともあると思います。
日本がすっかり平和にになり、昭和39年の東京オリンピックも大成功に終わった後は、月別出生数の差もほとんどなくなりました。
しかし、その中でもわずかな月別の出生数の差から考察した、「日本で一 番多い星座は何座?」は一つには絞ることが出来ませんでしたが、
●蟹座 (6/22~7/22)
●獅子座(7/23~8/22)
●乙女座(8/23~9/22)
になると、まとめました。
皆さんの周りに、これらの星座の方達は何人いらっしゃるでしょう?
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